2009年03月24日

梅田望夫氏「自分の力と時代の力」講演録

「自分の力と時代の力」講演録(JTPAシリコンバレー・カンファレンス2009年3月21日

尊敬する梅田望夫氏が自身のブログで講演録をアップされています。

「そういうことがあれこれとあって、14年半前、1994年10月にシリコンバレーに移住しました。ですから、最初にこの地を踏んでから、移住をしようとここに来るまでに6年かかっています。6年間、英語を勉強するところから順番に、ステップ・バイ・ステップでやってきた。振り返って今思うのは、その6年間を会社を辞めたりせず、働きながら実力をつける機会を得られたのは非常に幸運で、なぜそれができたかというと、「自分の力」というよりも「時代の力」に負うところが大きかったと思うのです。」

「でも一般に、何かの仕事でうまくいくというのは、必ずしも「自分の力」だけではないのですよ。必ず「時代の力」というのがそこに重なっている。」

「「世界経済の好況・不況」というのは、「時代の力」の要素としてやはりとても大きい。この第一の要素は、皆さんにとって当面はアゲインストです。「時代の力」の第一要素が弱まっている。そのことは、冷静に認識しておかなければいけないと思います。」

 「そのような、「自分の力」を増幅する道具、皆さんに与えられた、僕の若い時にはなかった道具を生かして、徹底的に「自分の力」を伸ばしていって欲しい、ということが、今日のキーメッセージです。『ウェブ時代をゆく』という本を、2007年の11月に出しました。ドッグイヤーで世の中が流れているから、もう何年も経っているような気がしますが、まだ2年も経っていません。去年の講演と『ウェブ時代をゆく』は、今日お話ししているような文脈に置きなおして、「自分の力」をどうやって増幅するのか、という視点で読んでもらうといいと思います。」

「そして若い人にとっては、やはり、上の世代の人が全く分からない最先端の知を手にするということが、長くサバイバルするためのカギだと思います。今、シリコンバレーでも元気のいい人と、不安の中で生きている人がいるけれど、元気のいい人はどういう人かというと、まだ海のものとも山のものともわからない、たとえばITとバイオロジーの世界の接点とか、ITと脳科学の接点とか、すぐにはベンチャーキャピタルもファンディングできないほど先端の分野を究めようとしている人たちです。そういう領域の研究をやっている、そういう領域を一生懸命勉強している人は、世界経済がどういう状態かなんて関係なく、自分の世界が面白いからそこでがんがんやっている。」

「一方、身に付けた技術、自分が勉強してきた技術が成熟して来ちゃったなという漠然とした不安の感覚のなかで生きてきている人は元気がなくなっていく。これだけ速く技術が進化すると、コモディティ化するのも速い。そういう中で不安が募ってくる。」

「最後になりますが、もし皆さんが20代前半だったら、留学することをお勧めします。これからの時代は、とくに学問の世界では、英語で何かを書かなければ存在しないのと同じだし、インターネット空間も、英語圏は圧倒的な進化を遂げているけれど、日本語圏はそうでもないとか、いろんなことがあります。」

『ウェブ時代をゆく』を「自分の力」をどうやって増幅するのか、という視点で再度読んでみようと思います。

コモディティ化する不安の中で、ロールモデル思考法を続けていきたいと思います。

梅田望夫氏の言葉は洗練されていて、常に示唆に富んでいますね。





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posted by kenbook at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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